ITmedia News掲載の記事 『「このままでは日本のネット業界は危ない」 グリー、プラットフォーム戦略の狙い』を読んで改めて思うこと。
グリーの田中良和社長の強い危機感も当然です。
今までのネットの世界は、身の回りのものほとんどが米国産という事態。
ネット帝国主義と日本の敗北―搾取されるカネと文化 (幻冬舎新書) という本でも指摘されていました。
インターネット上のサービスの多くが、米国のネット企業によって提供されています。これがリアルの世界なら“米国支配”と大騒ぎになってもおかしくない(以下略)
グリーの田中社長の指摘のように、プラットフォームからコンテンツまで海外企業に占められたらどうなるか?
まして米国企業だけでなく、韓国や中国の企業にまで抑えられていくようになると、本当に日本のネット業界は危ない。
私もあまり大きなことは言えません。
- 検索はGoogle。
- 書籍を購入するときはAmazon。
- ブラウザだってGoogleですし・・・
- GREEもモバゲーもmixiもほとんどやってないのに、Twitterはやっている。
- iPodTouch(iPhoneじゃないところがミソ)で、アプリや音楽ダウンロードしまくり(CDなんて最近はまったく購入してません)
- 普段仕事で使うツールはAdobe製。
- プログラミングもRubyじゃなくてPHPだったりします。
ホントすみません。海外企業のサービスや製品ばかりですね。
日本企業のサービスまともに使ってない・・・(はてぶとlivedoor Readerぐらいかな?)
「マネタイズ研究室」でもクリエイティブデフレ・コンテンツデフレについて書いておりますが、日本企業にとってこのデフレスパイラルは深刻です。
- プラットフォームを米国企業に抑えられている
- コンテンツにおいて米国企業のみならず韓国・中国企業に先を越され始めている
- コンテンツデフレの中、制作現場が疲弊し、資金力に乏しい日本企業のコンテンツ制作能力が下がってきている
- それに伴い、儲かるプラットフォームや一部の勝ち組コンテンツは、ますます海外企業に抑えられていく。
クリエイターの端くれとして、このコンテンツデフレ・クリエイティブデフレに伴う、現場の疲弊感は痛感しています。
不況によって一層拍車がかかっている状況です。
日本のIT業界は3Kだの5Kだの7Kだの言われてますが、ネット業界に絞っても、状況はそんなに変わりません。
労働時間は短縮の方向性に業界全体で取り組んでいますので、改善の方向になっています。
しかし、「儲からない」→「デフレスパイラル」→「ますます海外企業の躍進」の流れは変わっていません。
は、私も購入して、吟味熟読しました。
すでにネット業界・ウェブ業界では周知のことばかり書かれていたような気もしますが、事態の深刻さと危機感がより一層増したのは事実です。
この問題については、簡単に解決できるものではないし、答えが用意されているわけでもありません。
私も、この業界の末席を汚すものの一人として、真剣に考えていきたいと思います。

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