「W3CがXHTML 2の策定打ち切りを決定、HTML 5の標準化に注力へ」
「XHTML 2 Working Group Expected to Stop Work End of 2009, W3C to Increase Resources on HTML 5」
Web業界、Web制作に携わる人にとっては結構大きなニュースですね。
Web技術の標準化団体W3C(World Wide Web Consortium)が、「XHTML 2」の策定を打ち切り、「HTML 5」の標準化に力を注ぐことを決定したわけです。
現在はご存知のとおり。HTML(最新版はHTML 4.01)とXHTML(最新版はXHTML 1.1)の2つの仕様が並存しています。
最初はHTMLだけだったのに、なぜXHTMLなんてものができたのか?
そしてHTMLからXHTMLへの移行という道に進まず、なぜ今になってHTML5というものが出てきたのか?
その辺の推察は下記の記事にわかりやすく書いてあります。
簡単に言いますと・・・
■XHTMLが出てきた理由
- W3Cやティム・バーナーズ=リーは、いい加減な文法のHTMLが嫌だった。
- そこで、XMLに準拠した仕様になるXHTMLを策定し、XHTMLを標準化しようとした。
- そこからセマンティックウェブとかいろいろ壮大な構想があった。
■XHTMLがコケて、HTML5が出てきた理由
- 文法にうるさい一部の人を除いて、XMLに準拠するとかどうでもいい(むしろメンドくさい)ことだった。
- ココ最近のW3Cの策定がどれも業界の空気を読んでおらず、的がハズれた(SVGやセマンティックウェブとか色々)。
- W3Cの見当違いの策定(絵に描いた立派な餅だが、実際には使いづらいしわかりにくい)にWeb業界が業を煮やした。
- 何かにつけてW3Cがトロくさかった。
見当違いで動きも遅いW3Cに怒って、Web業界の主要メンバーがWHAT WGという団体を立ち上げで、勝手にHTML5という仕様を策定してW3Cに売り込んだというのが実態のようです。
いずれにせよ、HTMLとXHTMLという二つの仕様が並存するという馬鹿げた状況は、今後の数年でHTML5の一本化へ収束することになるでしょう。
私はXHTMLを標準化したかったW3Cやティム・バーナーズ=リーの気持ち、なんとなくわかります。
でも・・・
日々Web制作に携わる身として、常に感じていたことがあります。
私個人はXHTML好きですよ。私はね・・・。
私は、文法もXMLに準拠した形に移行していくのはいいことだと思っていました。私はね・・・
でもね・・・
XMLに準拠しているだとか、そんなことはどうでもいい!
もっとHTMLでいろんなことができるようにしたい!
これが、世の中の9割のWebクリエイター・開発者のホンネなのです。
だいたい、XHTMLが普及し始めたといっても、ブログやCMSだけのことだし・・・
そのブログやらCMSやらでも、XHTML1.0は普及しているけど、XHTML1.1で書かれたものはほとんど無いし・・・。
っていうか、XHTML1.1で書こうとすると現行の主要ブラウザでは、不必要な苦しみを味わうし・・・。
XHTML1.0→XHTML1.1・・・→XHTML2.0というロードマップは、今のところ絶たれたわけです。
HTML4.01・・・→HTML5というロードマップが将来に残された道です。
だとすると、我々Webクリエイターの取るべき道はどうするか?
XHTML1.0(あるいはXHTML1.1)で書いたサイト(ブログ・CMS)も含めて、それをわざわざHTML5に書き直すのは、正直メンドウですね。
なので、すでにXHTMLで書いてしまったものはそのままにしておくと。
今後、新規開発するものはどうするか?
HTML5が主要ブラウザに普及して定着するのはおそらく4~5年かかるでしょう。
今から新規立ち上げしたサイトやCMS、Webアプリケーションが、4~5年後にフルリニューアルするとは限らない。
当面、XHTMLで書いて、HTML5が普及した後、フルリニューアルしたときに書き換えればいいのかもしれないが・・・。
でもXHTMLは将来性の無い(10~20年後はわかりませんが、少なくとも今のところは)ので、積極的に採用する理由が乏しくなった。
ということは、HTML5を見越して、なるべく移行しやすいHTML4.01で書くか・・・
あ、もうHTML5で書けばいいのか。

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