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2008年7月27日
「ブランド構築を実現するWebディレクション」に参加してまいりました。
2008年7月26日(土)14時より、大阪・淀屋橋:コンベンションルームAP大阪で開催された、「ブランド構築を実現するWebディレクション」に参加してまいりました。
講師はビジネス・アーキテクツの森田雄氏。
アックゼロヨン・アワード2007 コーポレートコミュニケーション部門で金賞を受賞したサイト「西村あさひ法律事務所」を実例に挙げて、Webディレクションやコミュニケーションデザインについてのセッションでした。
まず参考になったのが、コミュニケーションデザインに対する考え方。
サイトを公開する企業からは、ブランド・アイデンティティをユーザーに向かって発信する。
サイトのユーザーは、ブランド・イメージを抱いてやってくる。
企業は自社のブランド・アイデンティティを「良いもの」として発信しているが、サイトのユーザーが抱くブランド・イメージは必ずしも良いものとは限らない。
そのギャップをコミュニケーションデザインで埋めるという考え方です。
【ブランド・アイデンティティと、ブランド・イメージの流れ】
概念図は下記のとおり。上からの流れが企業からのブランド・アイデンティティの流れ、下からがサイトユーザーが抱くブランド・イメージの流れです。(実際には横の図なのですが、都合上縦にしました。)
- [ Corporate ]
- 理念(Philosophy)
- 人格(Personality)
- 便益(Benefit)
- 機能(Function)
- 理念(Philosophy)
↓
- [ Product ]
- 戦略(Strategy)
- 事業(Services)
↓
- [ Website ]
- 伝達(Communication)
↓↑
- [ Stakes Holder ]
- 経験(User Experience)
【ウェブサイトの内訳】
[ 戦略 ] → [ 設計 ] → [ 表現] → [ 実装]
ウェブサイトの内訳。左に行くほど抽象的で、右に行くほど具体的になるというもの。
【ウェブサイトの振る舞い】
- メディア
- チャネル
- ツール
「それぞれを別個に作る。ゴチャゴチャには作らない。」
「何が重要なのかを明確にする。」
この辺の考え方はとても重要だと思いました。実際、ゴチャゴチャになっているサイトって非常に多いですよね。いわく、B2B企業のサイトに多い。それだけB2B企業は難しいということ。
【コミュニケーションの比較】
B2B企業とB2C企業では、B2B企業のコミュニケーションデザインが非常に難しいということ。
B2C企業は・・・
「WEBだけで完結してはいけない。」
「WEBによって補完し、WEBによってイメージがより高まればOK」
B2B企業は・・・
「費用対効果の面で予算がつきにくい。(ツールとしては別)」
「通常の販路の企業がWEBにくる必要がない。(すでに営業がついているため)」
「ツールとしてしか機能しない・機能しにくい」
この辺は、具体例を挙げられて非常にわかりやすかったです。
実際には、WEBリテラシーの低いクライアントは、この辺の区別が明確になっていないところも多いと思います。WEB制作会社がクライアントに企画を提案する際にも、この辺をきちんと相手が理解できるように説明していかなくてはいけませんね・・・。
【プロジェクトの管理】
ビジネス・アーキテクツさんとは企業規模が比べ物にならないため、参考になる部分もありますし、とても真似のできない部分も多々ありましたが、色々と勉強になりました。
プロジェクト管理では、「人」・「コスト」・「時間」のリソース管理が重要ですが、工数計算やスケジュールをひけるだけではダメという考え方は参考になりました。
「単なる積み上げ型になってしまう」あるいは「納期からの逆算しかしていない」とおっしゃっていましたが、まさにそのとおりで、いかに「単なる積み上げ型」か「納期からの逆算方式」の工数計算やスケジュールになっています。
ビジネス・アーキテクツさんではコストがオープンになっているそうですが、「人」のコスト(給料?)とか非公開になっている所が多いと思いますし、受注金額とかも制作サイドには非公開のWEB制作会社もまだまだ多いと思います。
プロジェクトの進行次第では、メンバー変更もあるそうですが、プロジェクトマネージャーとアートディレクターは絶対に変えない、逆にそれ以外の担当は頻繁に変えることもあるとのことで、その辺の考え方も参考になります。
そのプロジェクト自体、他のプロジェクト、クライアント、社員・スタッフ、サイトのユーザーが幸せになれるようにマネジメントしていくのがプロジェクトマネージャーの役目・・・勉強になります。
【西村あさひ法律事務所の事例】
法律事務所は基本的にB2B企業でありながら、「ツール」でなく「メディア」として活用するためのサイト構築をしたとのこと。
- 戦略施策
- ロゴ
- ビジュアルアイデンティティ
- 設計施策
- ツリー型ではなく、立体的な情報構造
- MTで構築
- 表現施策
- アクティブマトリックス
- 入り方によって同じページでも分野別・年代別等のサイドバーに変化
- 実装施策
- フッター位置の固定
- リンク下線の位置の調整
今回のセミナーは大変有意義でした。
扱っているサイト規模や、自社の企業規模が違うと言ってしまえばそれまでですが、参考できるところは参考にしてどんどん取り入れていきたいと思います。
P.S.
1次会しか参加しませんでしたが、懇親会も楽しかったです。最近セミナーだけ参加して懇親会には参加しないことが多かったのですが、懇親会も積極的に参加していきたいですね。
投稿者 lepracaun : 2008年7月27日 21:44
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